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クロマグロ1万2千匹、いけす回遊 三重で養殖

 年末の魚市場をにぎわすクロマグロ(本マグロ)。三重県南伊勢町奈屋浦の水産会社「清洋水産」の円形いけすでは、出荷を控えたクロマグロが元気よく渦を描くように泳いでいる。

 同社は、2001年から養殖事業を始めた。現在、直径約50メートルのいけす4基で幼魚から成魚まで約1万2千匹を飼育している。需要が高まる今月は、東京や大阪などに約千匹が出荷される予定。

 クロマグロは先月、地中海と東大西洋産の漁獲枠削減が決まるほど、資源状況が厳しい。大手水産会社や大学などでは、卵から人工孵化(ふか)させる「完全養殖」の研究を進めている。


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狙うは「氷見」の座、新潟の寒ブリ ブランド売り込み

 これから旬を迎える寒ブリ。有名なのは、全国ブランドにもなっている富山県氷見(ひみ)市の氷見ブリだ。その氷見ブリに追いつこうと、隣の新潟県が、寒ブリの脂肪量を瞬時に測定する技術の実用化に全国で初めて乗り出した。佐渡沖でとれた寒ブリの脂肪量を測り、脂の多い寒ブリを選別、トップブランドとして東京の料亭などに売り込む狙いだ。

 「同じ」ブリにもかかわらず、新潟のブリは、氷見ブリの6〜7割の値段で売られてきた。東京卸売市場では、富山のブリが1キロ当たり約2800円の値がつくのに、佐渡沖のブリは約2100円(08年11月〜09年2月)。新潟県水産課の担当者は「なぜ同じ脂の乗ったブリなのに、氷見で水揚げされると、高く売れるのか」と不満げだ。

 ブリは、11月ごろに北海道から佐渡島沖を通って南下。産卵や越冬のために夏から秋にかけてエサを大量に食べ、脂質分が多く、おいしくなるといわれる。

 そこで県水産海洋研究所は、計測器で、脂が乗った高級ブリを選別し、佐渡ブリをブランド化する事業に乗り出した。果実の糖度を測る機械を活用し、しりびれ付近の脂肪を調べた。データを2年間集め、分析方法を確立。物質を透過しやすい性質がある「近赤外線」を利用し、わずか1.5秒で数値が表示できるようになった。

 新潟県佐渡市の市場に昨年、1台を配備。県内の料亭や東京の百貨店などからの注文があり次第、測定する。平均的なブリの脂質分は5%(6〜7月)程度だが、15%以上の大ブリ(7キロ以上)を選び、「佐渡一番寒ブリ」として出荷している。「一番」は「氷見よりも先に水揚げされる」(研究所)という意味だ。初導入の昨年は、63匹が売れたが、1キロ当たり最高3080円の値がつくなど効果は抜群だった。

 氷見市水産漁港課は「氷見ブリのブランド化ということはしていない。魚を傷めにくい越中式定置網漁法を古くから使い、魚をすぐに氷水につけるなどの努力が影響しているのではないか」と知名度の高さを分析。さらに「富山はブリの文化。結婚した年の暮れには、嫁の実家から嫁ぎ先にブリ丸ごと1匹をお歳暮で持って行く習慣がある」。

 一方の新潟はのっぺやサケの塩引きなど「サケの文化」だ。県水産課は「富山ほどブリは食べないが、負けてはいられない。ブランド化して佐渡の漁師の所得確保にも努めたい」。佐渡市の加茂水産定置網組合の坂野久一組合長は「漁師が流通にかかわることはなかったが、氷見ブリと同じブリなので、佐渡の名前が売れるように頑張っていきたい」と意気込んでいる。

柿安本店、肉料理専門の弁当店を展開へ

 精肉・おかず小売り、レストラン展開の柿安本店(三重県桑名市)は24日、新たに弁当専門店を来年9月末までに展開する方針を明らかにした。ヒット商品の「黒毛和牛牛めし」などを並べる「肉料理専門の弁当屋」(赤塚保正社長)を目指す。百貨店やターミナル駅への出店を考えているという。

 同社はカレーやグリル専門店の出店も検討中。また、コンビニエンスストア向けに、牛肉を使ったおにぎりの商品開発を進めるなど、積極的に多角化を図っている。

トランス脂肪酸、含有量の表示義務づけ検討へ

 マーガリンなどに含まれ、動脈硬化などの原因になるとされるトランス脂肪酸について、福島瑞穂・消費者担当相は24日、閣議後の記者会見で、食品中の含有量の表示義務づけを、消費者庁で検討することを明らかにした。

 トランス脂肪酸は、マーガリンや調理用の植物油、菓子やパンづくりに使われるショートニングに含まれている。多量にとると、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす作用のあることが指摘されている。

 食品安全委員会によると、日本人の一般的な食生活では過剰摂取が問題になる可能性は低い、としている。欧米諸国では使用した際の食品への表示義務づけや含有量の規制もあるため、福島氏は「国際的な動向も踏まえ、国民の健康の増進を図る観点から検討していきたい」と述べた。

どんな天候でも野菜サラダOK

 光や温度、水分など植物が育つ環境を人工的に管理する「植物工場」のモデル展示が24日、さいたま市中央区のさいたま新都心合同庁舎1号館で始まった。経済産業省が進める植物工場推進事業の一環で、来年1月13日まで見学できる。

 広さは約12平方メートルで、養分を含んだ液体が循環する栽培装置には、赤や青の発光ダイオードや蛍光灯が光り、サニーレタスやルッコラなどの野菜が育つ。

 電気代などで経費は割高になるが、気候に影響されず、ほぼ無菌の状態で水耕栽培するため、無農薬での安定供給が期待できるという。