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ぐいぐい迫るタフな歌声 シンガー・ソングライター阿部真央

 1月にアルバムデビューしたシンガー・ソングライター阿部真央。初シングル「伝えたいこと」(ポニーキャニオン)がヒット中だ。「相手の目を見つめてちゃんと言えー!」「何か変わるかもしれんぞ?」。鼻っ柱の強そうな歌詞も、ぐいぐい迫ってくるタフな歌声に乗って説得力がある。

 大分県出身。アヴリル・ラヴィーンに衝撃を受け、高校1年でギターを始めた。路上でカバー曲を歌っていたが人通りも手応えもいま一つ。高2から本格的に曲を作りだし、ヤマハ主催のコンテストで優勝。ライブハウスにも出るようになったが、「最初はファンにもほかの出演者にも『話しかけないでオーラ』を出していた」という。

 「私、めんどくさい性格なんですよ。わがままで自分本位で、その割に気にしいだったり」。人間嫌いかと思えば、「音楽を真剣にやるようになってから、人間という生き物に興味がわいた。なんか不思議じゃないですか。私たちの生きてる時間は歴史の中では点にすぎないのに、その点の中にいろいろな感情がある。尊さを感じます」。

 詞の断片が浮かぶと、携帯電話を取り出す。メモ代わりの未送信メールは100件を超す。甘くハスキーな高音で聞かせる切ない歌もあり、「曲によっていろんなキャラクターになれるのが私の強み」。

 新人が必ず直面する壁も感じている。「まだまだ誰かと比べられる。まずはこの世界で生き残って、聞いてくれる人にこびず、一アーティストとして認識されたい」

 8月2日に茨城県で開かれるロック・イン・ジャパン・フェスティバルに出演する。

「ディア・ドクター」で映画初主演 笑福亭鶴瓶

 「日本で一番顔を知られた男」が初主演映画で演じたのは、誰も素性を知らぬ男・伊野。村でただ一人の医者として誰からも好かれていたが、突然失跡する。神さま仏さまと頼りにしてきた村人たちに、刑事から意外な事実が告げられる。

 序盤、スクリーンに誰もが知る人なつこい笑顔が映る。しかし「伊野でございます」と名乗った瞬間、「鶴瓶」は消えて「伊野」がスルリと懐に入ってきた。高座で瞬時に人物を演じ分ける落語家ならではのマジックだろうか。

 「あれ、セリフがうろ覚えやったんです。監督が『今のがリアルでいい』とOKにした。芝居は監督に全部お任せです」

 西川美和監督から出演依頼を受け、彼女の前作「ゆれる」を見て「この人は面白い!」と即決。1カ月の夏休みを返上して長期ロケに臨んだ。

 「レギュラー7本抱えて、旅番組の収録も2回入れて、ようやったなと思います。みんなで合宿して、近所の人と仲良うなって、隣の家でフロ借りて、その家の人がエキストラで出てくれたりしてね、楽しかった」

 旅番組でも見せる、誰とでもたちまちうち解ける姿は、伊野にぴたりと重なる。「そういう性格だろうと思って監督も指名したんやろね。人との間に壁がないというか、壁があるという意識がない。でも案外、そんなフリをしてるだけかも。それって伊野みたいやね、ふふ」

 謎めいたほほえみも、伊野みたい。伊野は村人に尽くすが食い物にもし、善人でうそつきで、臆病(おくびょう)でずぶとい。村人も白黒定かでない。真実を知るや「そういえばあやしかった」と手のひらを返す。

 「まさに世間、大衆ですよ。ああいうところ描くからこの監督おもろい。あるでしょ? いい人やいい人やとみんな持ち上げてたのに、何かやったら途端に『あかんやん』って」

 旅番組で地方各地を歩く。へき地の医療や高齢化という映画のモチーフに、何か思うところはあったかと尋ねると、こんな答えが返ってきた。

 「観光地でも何でもないとこで、そこのおばあちゃんにスポットを当てると、番組を見た知り合いから電話がかかってきて喜ぶ。そういうのが僕はうれしい。テレビはこういうこともできる。一種の心の活性化やね」

シャラポワ敗退 杉山は3回戦進出 ウィンブルドン

 テニスのウィンブルドン選手権第3日は24日、男女シングルス2回戦などがあり、4大大会61回連続出場の杉山愛がアランチャ・パラサントンハ(スペイン)を7―6、6―3で下し、4年連続で3回戦へ進んだ。次はダブルスのパートナーであるダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)と対戦する。第2シードのセリーナ・ウィリアムズ(米)は順当勝ちしたが、5年ぶりの優勝を狙ったマリア・シャラポワ(ロシア)はヒセラ・ドゥルコ(アルゼンチン)に2―6、6―3、4―6で敗れた。

 男子の第2シード、ロジャー・フェデラー(スイス)、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)はともにストレート勝ちで3回戦へ進んだ。

 女子ダブルス1回戦では藤原里華、中村藍子組が逆転負けした。

藤原・中村組、1回戦で逆転負け ウィンブルドン

テニスのウィンブルドン選手権第3日は24日、女子ダブルス1回戦で藤原里華、中村藍子組は6―3、4―6、7―9でクリスティナ・バロイス(独)、タチアナ・ガルビン(伊)のペアに逆転負けした。

 シングルス2回戦は男子は全仏オープン準優勝の第13シード、ロビン・セーデリング(スウェーデン)、女子は第4シードのエレーナ・デメンチェワ(ロシア)らが順当に勝ち上がった。

ブレーブス川上、首に打球 イチロー今季100安打

 大リーグ、ブレーブスの川上は24日、ヤンキース戦に先発し、3回を無安打無失点に抑えた。だが、3回に三つ目のアウトを取った際、打球を首の付け根付近に受け、交代した。

 マリナーズのイチローはパドレス戦の1、2回に連続安打し、今季100安打とした。カブスの福留はタイガース戦で4試合ぶりの安打。レッドソックスの岡島はナショナルズ戦の8回に登板し、3分の1回を無失点に抑えた。